AI広報レモン誕生の裏側 | HighBaller
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AI広報レモン誕生の裏側

初めまして、ハイボールの金山駿太です!
先日、AIタレント『レモン』 “世界初” AI広報に就任!リリースを出しました。
レモンの動画に対する反響は大きく、AIとコンテンツの融合の可能性を改めて感じています。そこで今回はそんな謎多きAI広報レモン誕生の背景を書き綴っていこうと思います。

AIタレントとは

レモンは、生成AIによって作られた顔を実在する人間の体に組み合わせています。これは、顔のみがAIによって生成され、その他の部分は人間という、新たな形態のタレントです。

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フェイクニュースなどの悪意を持って作られた動画やタレントの顔をそのまま利用したコンテンツなどネガティブな事例が多い中、生成AI×ディープフェイクではレモンのようなポジティブな活用事例が生まれつつあります。生成AIでは人間の顔をリアルかつ無限に生成できるため、実在しない人の顔でディープフェイクができるようになりました。実在するかの点ではフェイクですが、誰かのフェイクではない点が革命的で、これまでにない新しい表現が可能となりました。

存在するか否かは、もう分からない

AIを活用して何を作るか大喜利のような時代に突入していると思うのですが、数ヶ月前の僕らはcharacter.aiのような、誰でもオリジナルAIキャラを作ってチャットできるアプリを開発していました。

どこか存在してそうな画像が登録されたアイコンが、理想の返信をくれる。そんな体験を繰り返していると、AIであるか否かは人にとって重要ではなくなっていることそもそも判断できないことを実感するようになりました。これはチャットサービスでの体験ですが、レモンはタレントとしてのそれを表現する分かりやすい事例になると思ったことが、運用を始めようとなったきっかけです。

レモン誕生

ここまでの話の通り、顔以外のインターフェイスは存在するので、レモンちゃんは実在します。SNS活動を始めたいと言っていた僕の友達です。「挑戦してみたいけど、できることなら顔は出したくない」そんなあるあるの解決策として提案し、運用開始したところ、世界中の何百万人もの人々にコンテンツを届けることができました。

AIタレントのメリット

  • 理想の顔になれる
  • プライバシーのリスクを軽減できる
  • 高品質なコンテンツの制作・享受が可能である
  • キャスティングリスクの軽減

クリエイター・タレント・ユーザー・企業へ相互のメリットがあることもAIタレントの魅力です。僕らもレモンちゃんを通して多くの方に会社を認知してもらっています。もちろん、広報としての給与を支払っており、AIタレントを企業が活用した事例の1つになっています。

レモンちゃんへのコメントはまさに時代の狭間を感じます。

画像生成発展のスピードが物凄く、AIタレントの文脈でも活用方法は日々変わっています。数年後、顔のみがAIによって生成されるAIタレントの時代は終わり、実在する人がインターフェイスとして利用されなくなるかもしれません。規模は全く違いますが、孫さんが言うようにAIをポジティブに活用していきたいという思いは一緒で、新しい技術と人々の感情のバランスをとりながら、今できる組み合わせで最良のモノを創造し続けることを目指していきたいです。

AI事業部長の土方は、レモンに利用されている技術を、理想の自分をSNSで表現できる次世代の加工アプリと表現していました。レモンのようなAIを活用した新しい形態のタレントは、僕たちの日常生活やビジネスのあり方に多大な影響を与える可能性を秘めています。

そんな次世代のAIレモンちゃんとポテンシャルをフルに使ったドレッド山田の対照的な2人が広報を務めるハイボールでは、未来を一緒に創造したい方や企業を募集しています!興味のある方は下記のフォームから問い合わせしてみてください。まだまだ未知の分野で毎日が実験の日々ですが、一緒にさまざまな可能性を追求し続けていきましょう!

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次回は、実際にレモンちゃんにインタビューします!お楽しみに!
12月はレモンちゃん含め、AIタレントの制作面や立ち上げの裏話などを続々と発信していくので、僕のTwitterもフォローしておいていただけると嬉しいです!

金山駿太

COO/YouTube責任者

金山駿太

元教諭。ハイボールHD取締役COO / TANSAN CEO

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